What's pd

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快適な姿勢を導き出す
「pd」とは

pd( proprioceptive derivation )とは、人間が潜在的に持ち合わせている筋肉コントロール感覚のことを言います。
「楽な姿勢」や「苦しい姿勢」は、この感覚から判断することができます。
pdを意識することで、より楽で快適な姿勢を導き出すことができます。

pd診療の特長

1覗き込まない!術者の体に負担のない楽な姿勢で診療

患者さんの口腔位置を高くすることにより、背筋を正すことができます。患者さんの口腔の位置が低いと、覗き込んだり上体を捻ることになります。明視距離は同じですから、患者さんの口腔位置は高くても低くても変わりなく見えます。

治療部位を正視するための部位により、術者が患者さん中心にほぼ12:30〜10:00の所の移動をする必要があります。それ以上になると腕が上がり上腕部、肩、首などに負担がかかります。

治療部位により、患者さんの顔を右に傾けることによって、術者の上体や頭部を傾けずに部位を見ることができます。
例えば3、4番の隣接や4番の頬側面など、患者さんの顔を傾けることによって、真上から見ることができます。

上顎、下顎によって患者さんの頭部を前後に移動することで、見やすくなり、術者の上体が前傾したり、腕や手指に不自由な緊張が加わることを防ぎます。

臼歯部頬側面の治療の場合など、器具のスペースと術者の視野を確保するために、患者さんの口輪筋をゆるめるため開口度を1横指程度にすることにより、手指に力が入ったり、姿勢を崩したりすることが防げます。

2患者さんの安心、リラックスも追及

人間が最もリラックスしているのは眠っているときで、地球の重力に対して体を水平に保ち、仰臥して最も多くの面積で体を支えた状態です。そして、体を束縛するものがなく各部分を自由に動かせることです。それには、バケット上や屈曲したシートで動きを束縛するのは好ましいことではありません。また、人間の体には圧迫されると不都合な部位がありますから、この部位をさけ、体圧分布を良く配慮して支持する必要があります。

3スムーズなアシスタントとの連携(4ハンドシステム)

より楽に、より正確に、より早くのためには、アシスタントとの連携をスムーズに行うことも重要な要素になります。
pd診療では、術者とアシスタントの手を含めた4ハンドで診療を行う「4ハンドシステム」の診療システムを確立しています。

4正しい姿勢による「より正確で精密」な治療

歯科治療には長時間の精密な作業が必要とされます。
精密な作業に適した姿勢やポジションにより、「より正確で精密」な治療を行う事が可能になります。

5マイクロスコープとの親和性

pd診療は、患者さんの口腔内に常に集中できるよう配慮されており、マイクロスコープによる治療にも適しています。
マイクロスコープ診療時のミラークリーニングや器具の受け渡しなど、アシスタントワークを活用する事で診療の効率アップが期待できます。

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